データ復元ソフト 出会い系ゲーム

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とあゲームフェスの修羅場にて

データ復旧

出会った場所は、とあるゲームフェスでの話です。
ライブの終盤にさしかかると、体長180cm以上はあると思われる大男三人組が私のすぐ後ろに押し寄せてきました。
男達は酒臭く、自分にとても嫌なフラグが立ちました。
そうです。曲が始まるやいなや、彼らは私を囲んでハリケーンのように暴れ回ったのです。
こちとら台風の目じゃねぇぞと怒りに震えるも、巨大な壁が立ちはだかりどうすることもできない私は、悪気はない彼らにボコボコにされました。
そんなとき、誰かが隙間から手を差し伸べ、私を力強く引っ張ったのです。

 

引っ張りあげてくれたのは見知らぬ男性で、おそらく開演当初から隣にいたのでしょう。
なおも暴れ回る彼らの被害は大きく、私と男性は彼らの無意識パンチに襲われました。
しかし、男性は私を抱きかかえる姿勢を取り、身を守ってくれたのです。
私の代わりにボコボコにされていく見知らぬ男性。
とてつもない罪悪感でいっぱいになりました。

 

ライブ終演後、大男三人組は早々と立ち去り、私と男性は初めて口を聞きました。
男性は私を見て、目を泳がせながら「勝手に触ってすみませんでした」と言いました。
私は、この人はなんて良い人なんだと思い、会場のドリンクバーにお誘いした訳であります。

 

 

食事デートにて

向かい合わせになって食事をすることの緊張感はどうにかならないものでしょうか。
私がファミレスやカフェに行きたがらないのはそのためです。食べることに集中できなくなるからです。
好きな人を目の前に、箸やフォークを使い食べ物を口まで運び、頬とアゴを動かしながら咀嚼し、飲み込むときに喉を鳴らすところなんてあまり見られたくないのです。
ですので、カウンター席でカレーを食べるほどありがたい食事はございません。

 

私は無類のカレー好きで、「何が食べたい?」と聞かれると迷わず「カレー」と答えます。
一品料理でかつ切り分ける必要がないため、これほど楽に食べられるものはありません。その上おいしい。
好きな人と一日デートをすることになったある日、私がカレー好きであることを知っている彼は、昼食に私が調べておいたカレー屋さんに入ってくれました。席はカウンターです。

 

私があっという間に平らげる姿を見て、「こんなにカレーが好きな女性は初めて見ました」とあっけに取られていました。
やがて夜になり、晩ごはんの話になると、彼は「いい店がある」と言って案内してくれました。

 

何のお店なのかは教えてくれず、黙ってついて行った先は何とカレー屋でした。
私はびっくりして、ちらと彼の方を見ると「昨日調べておきました」と言いました。
そのお店のカレーはとてもおいしかったです。


 
 

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